日ごろのニュースや資産運用の勉強などをしていると、
必ず耳にするのが株という言葉。
昨今では年金不安などから資産形成への関心が高まり、
20代などの若い世代も積極的に運用を始めているようです。
でも、この「株」というものは、果たして何者なのだろうか?
ちょっと気になったので考えてみました。
※今日は「子供でもわかる」というテーマなので、
ざっくりとした話になります。
正確な情報というよりは「イメージをつかむ」といったことに
重きを置いているのでご了承ください。
前提:株式自体はただの紙切れ
唐突ですが、物体としての「株」というのはただの紙切れです。
1万円札の原価が約20円ほどであるのと同じように、その原価は知れています。
1万円札は常に1万円分の価値があり、モノやサービスと交換することができます。
でも「株」の値段って
「いや~、あそこの株価上がったね」とか
「今日の日経平均株価は‥」とか、
日々その価格が動いていますよね?
元はといえばただの紙切れなのに、どうしてその価格が
上がったり下がったりするんだろう?と
私は疑問に思ったのです。
「株式」を発行してるのは企業です(当然ですがw)
では、「企業は何をしている場所なのか」を考えれば
おのずと答えが見えてきます。
株を発行するということは「出資を募ること」
企業がなにかしらの事業をしようとすると、当然ですが「お金」が必要です。
「皆さんの生活を豊かにする、素晴らしい商品やサービスを作ります!なので出資をお願いします!!」
といった具合に、個人や機関投資家などに出資を募ります。
「物体としての株」というのは、その証書のようなものです。
ただ、出資する側からすると、自分の大切なお金だし
「タダでという訳にはいかない」
ってなりますよね?
そこで企業側は、
「買ってくれたら株主優待とかするし、利益が出たら配当金なんかで還元します!株価が上がればあなたの金融資産も増えますよね?」
と、「出資した側にメリットがある」という風にして出資を募っているのです。
取引を行う場所が「証券取引所」
その取引(売り買い)を行う場所が「証券取引所」です。
ここで会社の株を取引きさせるには、
「上場」ということをして、市場に株を出す必要があります。
参考コラム:manabow
日本国内には東京、名古屋、福岡、札幌の4カ所に証券取引所があります。
ちなみにニュースでよく聞く「東証1部」とか「東証2部」というのは、
東京証券取引所内にある、市場のことです。
各取引所や市場によって、上場されている企業や特徴は違いますが
この市場というのが、たくさんの企業(上場企業)の集合体になります。
上場企業225銘柄の株価の平均が「日経平均株価」
ここで「日経平均株価」について触れておきましょう。
これは、結論から言うと
「東証1部に上場されている約2000銘柄のうち、主要な225銘柄の株価の平均」
です。
単純に225銘柄の平均ではなかったり(独自の計算方法がある)、
定期的に銘柄の入れ替えがあったりと、一口に言えない部分もありますが
おおまかなイメージとしてはこれでいいでしょう。
細かなことを知りたい方は下記リンクをご参照ください↓↓↓
参考サイト:岡三オンライン証券「日経平均株価とは?」
面白いのは「日経平均が上がれば景気が良いという訳ではない」
といった所ですね。
わからないことを1つずつ紐解いていけば
わかることも増えていきますね。
さいごに
いかがでしたか?
本日は「株ってそもそも何だ?」ということを
ものすご~~くざっくりと話してきました。
ニュースやコラムの意味がわからないとき、
言葉の意味自体がわからないときは、その根底や定義を考えてみると
意外に話がわかったりします。
ふとしたときに
「あれ、これってどういうことだ?」と思ったときに
考えてみるクセをつけたいものですね。
投資信託や銀行についての別記事も、ぜひご覧ください
コメント