日本の金融教育の現状…。なぜ日本人はお金の知識に乏しいのか?

教育のこと

皆さんは、お金の話は好きですか?ちなみに私は好きです☆
まぁ語弊があると思うので言い換えると、お金の話を日常的に話したり相談できる相手はどれくらいいるでしょうか?

現実問題としてそういう相手が身近にいることは少ないと思います。
日常的にお金の話をしないということは、それだけ知識に乏しくなりやすいです。

悲しいかな日本には「お金の話をするやつは卑しい」とか「金持ちは悪いことをして儲けてる」などという、よくわからないかつ根拠に乏しい価値観が根強く残っています。

なぜそのように感じる方が多いのでしょうか?

日本の教育は実用的なお金の使い方を教えていない

日本の金融教育は、先進国の中でも遅れていると言われています。
そもそも金融教育ってなんやねんって話なんですが、金融広報中央委員会によると

「金融教育とは生きる力を育む教育です。お金や金融の様々なはたらきを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育」 参考:金融広報中央委員会「知るぽると」

とあります。
皆さんは幼稚園~高校の授業で「生きる力を育む金融教育」を受けられたでしょうか?
私はまったく受けた記憶はありません笑

それもそのはず、日本の学習指導要領には金融教育にほとんど時間がとられていません。
実用的な知識なんて身につくはずもありません。
ちなみに2020年からは中学校で、2021年から高校で金融教育が導入されることになりましたが、学習の内容(実用性)や教員への負担など課題も多いです。

世の中に出てからは「お金とはそもそも何か」とか「クレジットカードやローンの仕組み」とか
「家計管理の仕方」とか「保険の役割」とか「資産形成の必要性」とか「金融取引の仕組み」とか、
簡単にでもいいから知っておくべきことがたくさんあるのに、
それは学校では教えてくれません。
そして身近な大人も教えてくれません(教えられないという方が正確かもしれないですが…)

結果としてお金に関するトラブルや悩み事が多くなり「お金=悪いもの」という図式ができあがってしまうのです。

もっとオープンにお金の話をしよう

「金融教育」とか「金融リテラシーの向上」ときくと、なんだか難しそうに感じて腰が引けてしまう方も多いかもしれません。実際に私自身もそうでした。

でも、難しく考える必要はありません。
どんなささいなことでもいいんです。身の回りのことから見直したり、疑問を持ってそれを調べたり、人に聞いたりすればいいんです。
個人的には、人と話して疑問や考えをアウトプットするのが一番効果的だと思います。

例えば
・日経平均株価ってなに?
・てゆーか株式ってなに?
・銀行ってなんのためにあるんや?
・利子ってなに?
・税金ってなんや?
・企業ってなんのためにあるの?

…とまぁどれも一口で言うのが難しく、子供が言いそうな疑問ですが、このような素朴な疑問を自分なりに噛み砕いて考えてみるだけで、すごく勉強になると思います。

矢田嶋的には、自分の子供の疑問にちゃんと答えられるお母さんになりたいなって思います(独身ですがw)

というわけで、お父さんも、お母さんも、先生も。
もっと気軽にお金の話をしたいものですね。

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