皆さんは、「毎日一生懸命働いているのに、お給料が少ないなぁ」とか
「なかなかお給料が上がらないなぁ」とか思ったことはありませんか?
私も在職中はよくそんなことを考えていました笑
でも、その本当の理由はわからなかったし、正直考える余力もありませんでした。
若かりし日の私は「稼げるお金=その人の知識や経験、スキル」だと思っていました。
でも、おいしいご飯を作るコックさんや、素敵な髪形にしてくれる美容師さんや、身体を癒してくれる整体師や鍼灸師など、素晴らしいスキルがある技術者や専門職の
100%が満足のいくお金を稼げているわけではありません。
それって何でなんだろう?
たくさんお金がある人とない人の違いって何なんだろう?
答えはわりとシンプルでした。
「お金を得ること」に対して「構造上のちがいがある」そして
「お金に余裕のある人は、それをうまく利用している」
ということだけでした。
これは、ベストセラーの「金持ち父さん貧乏父さん」の中で出てくる「ESBI」という考え方がベースになっています。
私なりにかみ砕いてお話ししますが、詳しく知りたいという方は本書を手に取ってみてください。
労働や投資の入門書としてはわかりやすくて良いですよ。
まず収入には「労働収入」と「権利収入」がある
簡単にいうと
「労働収入」⇒自分の時間を切り売りして働く
「権利収入」⇒自分ではない資本
(本、曲、会員制の〇〇、金融資産、人的資本≒従業員など)を作り、お金を生み出してもらう(いわゆる不労所得)
といったところでしょうか。
労働収入における資本は「自分」です(人的資本ともいうらしい)
対して、権利収入における資本は「自分以外のもの」です
権利収入を得るためのコンテンツや仕組みづくり、起業して自分のビジネスを持つなどは一定の労力やお金がかかることが多いです。
でもシンプルに考えて自分以外のものにも、お金を生み出してもらったほうが良いですよね。
単純に2馬力です。独身でも2馬力です!笑
冗談はさておき、次は上の2つの収入の形をベースに、
4つの働き方を見ていきましょう。
働き方にはおおまかに4つある
これは先ほどの「ESBI」の話になります。これは何かというと
Employee(従業員)
Self-employed(自営業や個人事業主)
Business-owner(ビジネスオーナー)
Investor(投資家)
この4つの頭文字をとったものです。
それぞれの特徴を簡単に押さえておきましょう。
権利収入が主体の「ビジネスオーナー」と「投資家」
まず、権利収入≒不労所得が主体となるので時間の自由が利きやすいです。
会社のルールや労働に縛られたりすることも少ないでしょう。
「仕事をする≒お金を得る」ための行動の意思決定権が主に自分にあるというのも大きいです。
また、自分に何かあっても
その資本(曲や収益不動産、金融資産など)がお金を生み出してくれます。
なんだか良いことずくめなような感じがしますね。
実際に良いことは多いんですけど、冷静に考えてみて下さい。
先ほども似たようなことを申し上げましたが、
曲作るのも、本書くのも、起業するのも、めっちゃ労力かかるやんw
投資もたくさん知識とお金がいるやんw
不労所得とはいうけどめっちゃ頭脳労働してね?
自由になる時間やお金が増えやすいというのは事実なんですけど、これは決して
「楽して稼げる」みたいな話ではありません。
投資もビジネスも、利益が出ない(元本割れ)のリスクは常に付きまとうものです。
このESBIの話の落としどころとしては、
「EやSじゃなくて、BやIを目指そう!」みたいな感じになることが多いんですけど
現実的に考えてそんな簡単なわけはありません笑
でも、こういう考え方があるというのを知っておくのは重要だと思うし、
自分で実践できることも中にはあると思います。
労働収入が主体の「従業員」と「自営業者」
「従業員」に関しては、属している人が多いと思うので感覚的に理解している方が多いでしょう。
メリットとしては
「労働の対価として安定した給与がもらえる」とか
「税回りの申告などは会社がやってくれる」とか
「ローンなどが組みやすい」
などと言ったところでしょうか。
デメリットとしては、やはり「資本が自分であること」そして
会社のルールに従って生きなければならないこと
ですね。
自営業者(特に1人でやっている人)はその限りではありませんし、
やり方次第で大きな金額を稼ぎ出す人もいます。
ただこれも「資本は自分である」ということには変わりありません。
自分が働けなくなれば、収入は0になってしまいます。
でも必ずしも「どれか1つ」に属しているわけではない
以上のように、働き方(お金の得方)を4つに区分してみましたが
必ずしも「どれか1つだけに属している」という訳ではありません。
むしろ何個かを組み合わせて稼いでる、という人のほうが
(個人的には)多いような気がします。
だってビジネスオーナーをやってる人って何かしらの
投資をやってる人がほとんどでしょうし(BとI)
ビジネスオーナーをやりながら、
違う業種でプレイヤーとして稼いでる人だっていそうだし(BとS)
サラリーマンだって副業で稼げるし、投資だってできる(EとSとI)
重要なのは、
時間と労力を何にどれくらい配分するかということを
自分の意思で決めれるか、ということだと思います。
これを自分の納得のいく形にして仕事をしてる人は、
(ちょっと極端な言い方かもですけど)けっこう幸せなんじゃないかなって思います。
⭐おまけ⭐
働き方を考えるFPさんへ。色んな選択肢がありますね。
さいごに
私は、ずっと1つの働き方(雇われて働くというやりかた)だけだと思って生きてきました。
でも、違ったんだなって。この話を勉強してわかりました。
起業家や大資産家になれるわけではないけど。
でも自分にできることは、きっとあるはず。
小さな行動からでも、変わっていけるはず。
さあ、今日も。一歩だけ前に進もう。(意訳:今日も1記事だけ更新しようw)
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